まだの方は①②を先にご覧ください。
Road to ごえんさんエキスポ①

Road to ごえんさんエキスポ②

20XX年、冬。
京都には最大の敵がいました。
その敵の名を、「冬将軍ロマンスノカミサマ」といいました。
スキー場を根城としていた冬将軍でしたが、勢力を拡大しようと京都の街に攻め込んできたのです。
その力はすさまじく、京都の街にひどい底冷えを起こし、人々を朝、布団から出られなくしました。さらには、「あと5分だけ…」と言いながらいつの間にか寝過ごしてしまう魔法のような現象を各地で発生させたのです。
おかん!なんで起こしてくれへんかったんや!なに言うてんの!なんべんも起こしたわ。起きんかったんはあんたやろ。くそう。冬将軍め。
それだけにはとどまらず冬将軍の強大な力は次々と人類の気力を奪っていきました。もはや、人類はこたつでみかんをほおばることしかできなくなり、「みかん」の段ボール生産量がAmazon段ボールを凌駕するという社会現象と共に、街は完全に活動を停止してしまったのです。
京都は冬将軍の天下、人類は敗北したかに見えました。
しかし、一部の人類はまだあきらめていませんでした。
冬将軍ロマンスノカミサマに立ち向かおうと、英知を結集し、ひそかに最終兵器「ストッピンシーズンインザサン」を開発したのです。
激闘の末、
京都タワーのてっぺんで「ストッピンシーズンインザサン」を発動させ、夏のような暑さで冬将軍の野望を打ち砕きました。
そうして、後に「第一次京都冬の陣」と呼ばれる戦いは、からくも人類の勝利で終わりを迎えたのでありました。
ところが、まだそれで終わりではなかったのです。
冬将軍との戦いを終え、日常を取り戻しつつあった人類は、いつものおだやかな冬を楽しんでいました。
それを象徴するかのように、市中の小学生男子たちの中で、自らの白い吐息を指し「見て見て!エクトプラズム!」という、大変のどかな遊びが流行っていました。また、それを少し離れたところから眺める女子たちが「男子ってアホやねぇ」と冷たい視線を浴びせる一連のルーティンも冬の風物詩として形成されつつあったのです。
しかし、その平和も長くは続きませんでした。
なんと冬将軍が復活し、また京都を荒らしに来るという話が街のいたるところで、まことしやかにささやかれるようになったのです。
しかも、伝え聞く話によると、復讐心に燃え、以前とは比べ物にならないパワーだというのです。
果たして人類は再び冬将軍に勝てるのか?はたまた、こたつに逆戻りか。
そんな不安な日々を送っている折、夢をみたのです。
それは、それぞれマイク、ギター、ベース、ドラムスティックを持った4人の戦士が目の前に現れ私に語りかけてくるという奇妙な夢でした。
戦士たち「この世の果てにある、ゆにくろ、という防具屋に体を暖めるという伝説の鎧がある。その鎧は冬将軍から君を守ってくれるだろう。さあ、ゆけ、勇者よ。」
ひで「そのお姿はまさかっ!!チュー〇のマエ・・・」
と、そこで目が覚めました。
私は「なんだ、夢か」と、漫画的セリフをつぶやくと、ふと机の上に目をやりました。
なんと、そこには、宝の地図が置かれていたのです!
夢ではなかったのか!と思いながら、そのチラ…、宝の地図を食い入るように見つめました。
色鮮やかなチラ…、宝の地図には、「ひーとてっく」と書かれてありました。
こ、これか!伝説の鎧というやつは。
なんと、水分を熱に変える、発熱する素材だとっ!!それはスゴイ!!
・・・ん??
これはっ!!
ひーとてっくの「極暖」と書いてあるではないか!
通常のヒートテックより、1.5倍暖かいとな!
あの戦士たちはこのことを教えてくれていたのか!!
さっそく、宝の地図を手にし、「ゆにくろ」へ赴きました。
長蛇の列をかいくぐり、なんとか手に入れた伝説の防具。
これが人類の希望、「極暖・ひーとてっく」か!!
暖かさ1.5倍!!
さわってみると、この肉厚感とハリ、間違いない!
確かにこれなら、冬将軍の攻撃を防いでくれるかもしれない。
さっそく、装備することにしました。
身につけると、暖かさが分かります。
「うおー!この暖かさはっ!!」
暖かさとともに、自信がみなぎった私は空に向かって叫んでいました。
「まってろ冬将軍。今度こそ、決着をつけてやる!!」
そういって決意を新たにしたのでありました。
無事、伝説の鎧を手に入れた私でしたが、まさかあんなことになろうとは、この時はまだ知る由もなかったのです…。
12月9日&10日の京都決戦まであと少し。
そう、オレたちの戦いはこれからだ!
編集部より:HIDE先生の次回作にご期待ください。
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