参拝者が減少している理由は人々の日常の中にお寺がないからでは?

寺院関係向け
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今回はお寺の参拝者が減少している理由について考えてみたいと思います。

 

今年に入って参拝者がガクンと減ってきたような気がする。

その理由は様々あるだろうが、考えてみると一つの可能性に行き着いた。

それは、「お寺が人々の生活から離れている」ということではないだろうか?

 

お寺が人々の生活から離れているとはいったいどういうことか?

くわしく述べてみたいと思う。

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参拝者が減少している理由とは?

最近、お寺の参拝者の減少が顕著になっている。

これはもう、楽観的な人であってもさすがに気づくレベルだろう。

 

とはいっても、多くの人に参ってもらえるようにまだ努力の余地はあると思うし、やり方も大きく変えていくことで好転する可能性はあると考えている。

(…というか、やるしかない。)

 

ところで、なぜお寺のお参りは少ないのか?ということについてまだまだ根本的には考えられていないのではないだろうか?

参拝者が減っている理由として、よく挙げられるものとして次のようなものがある。

  • 寺院の努力不足
  • 人口減少
  • 宗教心の変化
  • 社会状況の変化など

…理由を挙げようと思えば様々に指摘することができるが、

もっと根本的なところに理由があるのではないかと感じる。

 

一つの仮説として、私が考える参拝者が減る理由を述べるならば、

それは、『お寺が提供する価値が人々の生活から離れているから』ではないだろうか?

 

だって、考えてみれば普段の生活の中でお寺に行くタイミングって、そうそうない。

 

働き盛りの人の生活を例にとってみてみると、

朝起きて、ご飯食べて、仕事に出かけて、仕事を終えて、帰宅。

休日も子どもと遊んだり、趣味の時間に費やしたり。

休みが明ければまた出勤して仕事の日々だ。

 

その中に「お寺に行く」という項目は入る余地がない。

 

これが、『お寺が提供する価値が人々の生活から離れている』ということだ。

これが参拝者減少の大きな原因ではないかと考えている。

コンビニやカフェにあって、お寺にないもの

一方で、コンビニやカフェはどうだろう?

 

先程の働き盛りの人に再びご登場いただいて、例をあげてみると…

朝起きて、ご飯食べて、仕事に出かけて、昼ごはんはコンビニで、仕事を終えて帰宅。

ということもあるだろうし、ノートパソコンを持ってカフェに行くという人もいることだろう。

 

つまり、コンビニやカフェは人々の生活の中に自然に存在しているのだ。

だから、身近で利用する人も多い。

 

つまり、私がなにを言いたいかというと、

コンビニやカフェのように、お寺も『人々の生活の中に存在できる仕組み』を導入できればいいのではないかと思うのだ。

 

とはいえ、言葉にすれば簡単だが、これはけっこうハードルが高いと思う。

もはや日常となったコンビニやカフェのようにお寺がなるには、

新しい文化やムーブメントを作り出す必要があるかもしれないからだ。

 

それでも、『人々の生活の中にお寺が存在できる仕組み』を作りだそうとする動きは必要だと思う。

人々の生活の中にお寺が存在できる仕組みを作るには?

さて、人々の生活の中にお寺が存在できる仕組みを作るにはどうすればいいか?

それにはまず、人々から必要とされるお寺になるということだ。

 

『必要とされるお寺』とは、最近言われていることだが、ちょっとぼやっとしているので、

もう少し分かりやすく言えば、「お寺の中に人々から必要とされるものを作る」ということだ。

それは、物理的なものというよりも、仕組みと呼べるものになるだろう。

 

この仕組みづくりのヒントとなるのが、次の2つだ。

  • 気楽に利用できるお寺
  • 何度来てもいいお寺

先程のコンビニやカフェをイメージすると分かりやすいが、コンビニは実に手軽に便利に利用できるし、毎日利用してもいい。

同じく、カフェは現代では街のいたるところに存在し、ほぼどの店でも気兼ねなく入ることができるし、一回来たらおしまいというものでもない。

それらと同じようにお寺も気楽に利用できて何度も来たくなるようなものになればいい。

 

そして、最も重要なのは人々のニーズだ。

ニーズとは『人々が求めているもの』という風に言い換えていいかもしれない。

 

従来のお寺はどちらかというと、押しつけ型で人々の求めているものにあまり応えてこなかったように感じる。

しかし、現代においてはこのニーズの把握というものが急務である。

 

必要とされるお寺、お寺の中に人々が必要とする仕組みを作るということにおいて、

人々のニーズを把握するとういのは、なくてはならない手順だ。

 

そのニーズを把握し、行動し、人々とお寺の距離を縮めていく。

それを繰り返し続けていくことで、自然と人々の日常生活の中に『お寺に行く』という項目が加わることだろう。

まとめ

今回は、『参拝者が減少している理由は人々の日常の中にお寺がないからでは?』ということを述べさせてもらいました。

コンビニやカフェのように気楽に利用できて、何度来てもいいようなお寺を作っていくことで、自然と人々から必要とされ、

日常生活の中のお寺の存在感が増していくのではないでしょうか?

 

稚拙な個人的な意見ではありますが、まだまだ、お寺にはいろんな問題が山積みなので、少しずつ語っていければと思います。

それでは、また!

合掌。

この記事を書いた人

浄土真宗本願寺派のお坊さん。(賢明寺・副住職)
福岡県豊前市で子育てや地域活性化に励んでいます。
ネットでお寺や仏教の面白さ、ローカル情報を発信中!
カフェ巡り、カメラ、アコギ(ソロギター)が趣味。

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