こんにちは、大江ひでたかです!
今回は仏様とのご縁づくりについてネックとなる、
「思い込み」について、考えてみたいと思います。
まず前置きとして、この“ご縁づくり”ですが、
仏さまとのご縁づくりというと、
元々は仏事そのものがご縁づくりにあたります。
しかし、昔とは時代が変わってきて、
お寺に来る人も少なくなり、お説教を聞きに来る人も少なくなってきましたし、
家庭での仏事作法の継承もされなくなってきています。
間違いなくスピードを伴った変化の時代に突入していますから、
この状況を今のままほうっておいては、
近い将来、危機的状況が生まれることは想像に難くありません。
ですから、受け身ではなく、積極的なご縁づくりが必要になってきているのです。
仏様とのご縁づくりの壁になる思い込み
子どもへのご縁づくりをする中で、
聞こえてくる言葉があります。
「忙しい。」
「日曜学校をやっても子どもが来ない。」
「そもそも、子どもがいない。」
だから、ご縁づくりができない。
これは、まだ、いいほうで、
「本業は門徒さんの家に行って、お経を読むことでしょ、
日曜学校や子ども向けに活動することに何の意味があるの?」
だから、ご縁づくりをしない。
という人も…まあ、まれにいるそうです。
この根本の原因となっているのが、
“2つの思い込み”なのではないでしょうか?
一つ目は、
“ご縁づくりって大変”という思い込み。
大変だと思い込んでいる人は、
「法務が忙しいからねぇ、体力もいるし、若いうちでしょ。
年を取ってからは、大変だからできないよ。」
と、こんな感じです。
本音を言えば、大変だから“できない”というより、“したくない”のでしょうが、
果たしてご縁づくりは本当に大変なのでしょうか?
もう一つは、
“盛大にやらないといけないという思い込み”です。
「ご縁づくりというのは、イベント立てをして、派手に盛大にやらないといけないんでしょ。
そうじゃないと人が集まってくれないじゃない。」
確かにそういう側面もありますが、
大きいイベントをすると、大変だし、下手をすると打ち上げ花火で終わってしまいます。
でも、人を大勢集めることが、そのまま、ご縁づくりになるのでしょうか?
分かりやすい成果ではありますが、
この部分は今一度、考えてみる必要があると思います。
思い込みを打破するためのキーワード
「大変だ」「盛大に」
この2つの思い込みを打破するためのキーワードが
“日常への落とし込み”です。
もっと気軽に、無理なくできる。
そんなご縁づくりがぼくたちの日常にはあるのです。
例えば、月命日のお参り(お月忌)
平日は子どもはいませんが、学校が休みの土日祝に行ってみるとどうでしょう?
この日にお参りに行けば、子どもたちがいることが多いです。
(会えるタイミングは多くないですが。)
そういう時に、
「ああ、いるな~」と思うだけで、何気なくやり過ごすのか、
「これは絶好のチャンス!」と考えるのかでは、
後々の状況が大きく変わってくることでしょう。
ぼくはもちろん、大チャンス(キラーン!)と考えています。
チャンスを生かすといっても簡単なことでOK!
たいていの場合、子どもたちはお家にあがる
ぼくたちのことが気になっています。
子どもにとっては、お坊さんである前に、
来客自体が珍しいし、嬉しいのです。
そんな出来事が起こっているのに、
お坊さんから話しかけられなかったり、
お家の人に「あっちに行ってなさい。」
と言われたりすると、
しょぼんとしてしまい、気になるのに行けないという状況が生まれ、
やがて自分たちには関係のないことだという認識に変わっていきます。
これはとてももったいないことです。
まずは、普通に会話をして、
子どもにも家族の人にも、「この場にいていいんだよ」ということを伝え、
できれば、一緒にお仏壇に参ってもらう努力をします。
それが難しければ、何気ない話でもいいでしょう。
テレビの話をしたり、子どもたちの好きなおもちゃの話をしたり。
子どもたちは、持っていたおもちゃをほめられると、
嬉しそうにまた、違うおもちゃを持ってきてくれたりします。
(同世代の子どもを持つお坊さんは最大限に強みを発揮できますよ!)
普通のことですが、
実はこれがご縁づくりになっているんです。
子どもと何気ない会話することが難しいことですか?
大変なことですか?
そんなことはないですよね。
気軽に無理なくできることだと思います。
でも、それが、ご縁づくりの大きな一歩になるのです。
子どもたちの日常に仏教を根付かせることは最終目標として、
それよりも、まずは僧侶側の日常に落とし込むこみ、
無理なくご縁づくりを続けていける場を作ること。
これが大切なことなのです。
ただ、こればかりでは、結局お寺へ来たり、
仏さまのお話しを聞いてはくれませんので、
タイミングを見計らって、
徐々に距離を近づけていくことは常に意識しておかないと
いけないと思います。
まずは、日常の普通のことから。
お家の仏壇で、子どもたちとの時間を持てることを
喜びたいですね。
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