「本が大好きなので、本を使った企画をしたいなぁ」
「お寺で縁結びの企画ができないかな?」
と考えている方に朗報!
こんにちは、お寺のアイディアや楽しさを記事にしています、
おてライターのHIDEです。
先日行われた本のプレゼンバトル。
その中で、「これは、婚活に使えるのではっ!」という発見があったので、
記してみることにします。
ビブリオバトル(非公式)とは?
現在、ぼくは行橋の両徳寺さんで毎月行われている読書会に通っている。
読書会とは、6~7人のメンバーが数ページずつ、
順番に一冊の本を読んでいくものだ。
(輪読・りんどく、という。)
イマイチぴんと来ない方には、小学校の国語の時間、
クラスの一人ずつが立って音読していった記憶があると思うが、
あのような感じだと思ってもらっていいだろう。
ただし、国語の時間とは違って、
もっと、自主性があるものだ。
その読書会。
先日は新しく読む本を決めようということで、
ビブリオバトルが行われた。
ビブリオバトルを簡単に説明すると、
一人、5分の持ち時間で本のプレゼンを行う。
そして、最後に自分以外の本に投票し、
チャンプ本を決めるというものだ。
(今回は非公式なので、ちょっとルールと違うところもあった。)
参考:知的書評合戦ビブリオバトル
プレゼンの内容は、本の内容でも構わないし、
本を手に入れるまでの自分のストーリーでもいいし、
全然関係ない趣味の話でもいい。
例えば、親に勧められたとか、
書いている人がイケメンだとか。
けっこう自由なのだ。
と言っても、チャンプ本に選んで欲しい場合は、
それなりにプレゼン力がいるのだけれど。
本には、その人が出る
結果的にこの日のビブリオバトル。
それぞれの個性が出て、大変楽しい時間になった。
最終的に選ばれたのは同得票数でこの2冊。
来月からはこれらを読むことになる。
終了後、メンバーがつぶやいた。
「その人らしい本ばかりでしたね。本って、人が出ますね。」
…ほう、なるほど。
その人が言うには、プレゼン自体、それぞれ個性があったのだが、
それより前に「本自体」にすでにその人が出ているという。
特に今回は、ビブリオバトル用に選んできている。
多少なりとも、思い入れがある本だろうから
「その人が出る」傾向も強いのかもしれない。
読書会のメンバーとは、『ゆくはしほおずき夜市』からの仲だが、
読書会が始まって、もうかれこれ、1年になる。
それなりに、人物も分かるようになってきた。
「本に人が出る。」
そう思ってみてみると、それぞれの人が選んだ本は、
その人らしい本だなと思う。
もしかすると、本はその人を映し出す鏡なのかもしれない。
アイディア:名付けて、ホンコン!
では、こういうアイディアはどうだろう?
本を持ってのお見合いってどうだろうか?
世間では婚活ブームだから、
本を使った婚活。
本コン。
名付けて、『ホンコン』(香港)プロジェクトAだッ!!
(脳内BGMはもちろんあの曲。)
内容はこうだ。
婚活パーティーに参加した男女が、
名刺代わりの一冊ということで、
懐に忍ばせた本をお互いに見せ合う。
そこから、選んだ理由、感想、
自己解釈、本にまつわる自分のストーリーなどを話す。
気が合いそうだったら、2人でじっくりと
本について語り合ってもらうのだ。
本を通して見えてきた人柄に触れることで、
お互いのことをよりよく知ることができるだろう。
あ、会場はもちろん、お寺で。
(図書館という手もあるけど。)
よっぽど、「ご趣味は?」から始めるより、
有意義な時間を過ごせそうだ。
そして、成立して結婚となれば、
新婚旅行はもちろん、
香港へ。
つまり、この本コンのミソは、
その人となりを見てみたいのであれば、
「人を見るな、本を見よ。」だ。
ぜひ、お試しあれ。
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